令和5年産新潟コシヒカリですが、ニュース等で報じられている通り、8月の酷暑・雨が全く降らない、夜に気温が下がらない等で1等米が数%としかなく、2等3等が大半となりました。
例年80%程が1等米ですので、前代未聞と言っていい程の状況です。
そもそも等級とは?
検査員が肉眼で玄米を検査します。整粒の割合・水分量・被害粒等の割合をみて等級をきめます。整粒が70%以上ですと1等、60%が2等や、うるち米の中にもち米が入っていないか等様々なチェックをし、等級が決まります。
しかし、あくまでも玄米の外観で検査をしますので食味まではわかりません。
1等・2等で食味の違いはあるのか?
よくテレビなどで言われるのが味に違いはないと言っています。
私もいままで2等米を食べた事がありませんでしたので半信半疑でした。
しかし、実際に食べてみると大きな違いはなかったと思います。
ですが炊き上りの新米の香りが少し弱い印象でした。
お客様に実際に食べてもらいました。
当店で、秋の収穫祭なる物を開催し、地域の方々へ2等・3等を5種類の新米を食べていただきました。
その結果、
・今までと変わらない 108票
・ちょっと違和感 10票
という結果となりました。
9割以上の方が美味しく2等米を召し上がりました。
しかし、中には
・粒が小さい
・米が割れている
・粘りが不足気味
と厳しい声もありました。
2等米の店頭販売
9月上旬より「つきあかり」「こしいぶき」「コシヒカリ」等、2等での販売をしていますが、マスメディアから情報を得ているのか、お客様も2等米に関して悲観的ではありません。
・あの天候だとしょうがない
・農家さんも一生懸命やっているので文句は言えない
・県内全域の事だし、かといって県外の米を買うわけにもいかない
などなど、プラスな意見が多かったです。
又、クレームもありません。
毎年安い2等米でもいいのでは?
食味の違いがほとんどないなら安い2等米を買いたい!と思う人も多いかと思いますが、例年ですとそもそも2等米は少ないです。
ですのであまり家庭へ流通しません。
今年の米は2等3等米!
例年は1等米が今年の米っという感じで
説明しづらいですが、そういう事です。
暑さに強い新大コシヒカリ
新潟大学が開発した品種「新大コシヒカリ」が注目されています。
5kgで5000円程でした。すごいです…。
しかし、白米の状態を見ましたら、やっぱりお米は白かったです。
高温にやられていました。
今年は以上でしたのでこれからに期待したいです。
でも新潟米は美味しい
2等でも問題なく美味しく食べれます。
ですので新潟米を宜しくお願いします。