にじのきらめき田植え後

コシヒカリに代わる「にじのきらめき」とは?

新潟米通販サイト「米杜氏」です。

いま、コメ業界で話題の品種「にじのきらめき」はご存じでしょうか。

暑さに強く多収で倒伏しにくく作りやすいといわれ、

当ショップの農業部門でも今年栽培し、なかなか期待のもてるお米です。

なぜ、そんなに注目されているのか紹介いたします。

暑さに強いにじのきらめき

 

近年、夏場の気温が異常に高く感じます。

35℃がデフォみたいな感じで40℃に達する日もあります。

酷暑になりますと稲の生育に悪影響が出てきます。

特に登熟期に気温が高くなりますと品質低下となります。

新潟でもコシヒカリの登熟期に高温となり、この2~3年、品質低下・収量が少ないなど問題視されています。

コシヒカリは出穂後20日の日平均気温が27℃以上になると整粒歩合が60%程になってしまいます。

しかし「にじのきらめき」75%程です。

さらに気温が上がると高温に弱いコシヒカリは整粒歩合が大きく低下しますが、にじのきらめきは高温登熟性に優れていますので高温での被害は緩やかです。

また、玄米の外観に優れ1等比率も高いのも魅力です。

コシヒカリより多収

収穫量はコシヒカリより15%多収(719kg/10a)で玄米千粒重は24.6と重いです。

コシヒカリの千粒重は21.5g前後と言われています。

さらに短稈で倒伏しにくく育てやすいのも魅力的です。

令和6年産の価格ですがコシヒカリ1俵25,000円に対して、にじのきらめきは1俵23,000円となります。

多収でそこそこの価格ですので、生産者からすると10aで所得が9,367円~25,014円向上し幸せになれる品種と言えます。

※つくば地域農業改良普及センター調べ

気になる食味

コシヒカリと同等と評価されます。

新潟の晩生品種「みずほの輝き」も同じ評価をされていますが、コシヒカリと同等ではない気がしますので、食べる方によって評価が変わるかもしれません。

家庭用というよりかは外食・中食で使用されることが多くなりそうです。

ちなみに大粒だそうです。

ネットの検索サジェストでは「にじのきらめき まずい」と一番に上がってきますがまずいのでしょうか。

まだ食べたことがないのでこんどチャレンジしたいと思います。

にじのきらめきの可能性

最近、にじのきらめきの種籾を売ってくれとの電話が増えています。

県内ではなく県外からが多いです。

それだけ高温につよい品種が求められています。

栽培適地はコシヒカリと同じエリアのにじのきらめき。

今後、コシヒカリと入れ替わり全国でメジャーな品種となるやもしれません。

 

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1998年開業の新潟のお米屋。新潟・山形・福島米の契約生産者約250の皆様に米の品質向上・食味の安定を求め、産地に合った肥料設計・栽培マニュアルの徹底を行っています。そして生産者から直接お米を集荷し品質に自信を持って契約生産者と共に全国に「おいしい」をお届けしています。

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