「美味しいお米」と検索する方より「まずいお米」と検索する方が多いのびっくりしました。そんな「まずいお米」の特徴を紹介していきます。
「精米時期」が古いお米はまずい!!
玄米は精米した瞬間から劣化が始まります。当然、日数が経ち古いお米は品質が低下していきます。食味も悪くなりますが、ツヤと粘りがなくなります。さらに、気温が20℃以上になると虫が湧いてきます。約1ヵ月で孵化します。
対処方法
1ヵ月以内に食べきれる量を買いましょう。特売だからと言って大量に買ってしまうと結果、安いけどまずいお米を食べ続ける羽目になってしまいます。消費量とあったお米を買いましょう。
保管方法が悪いお米はまずい!!
これはたまに見かけます。封が開いたままの袋が床に置いてあったり、日の当たる場所・湿気が高い場所に保管したり様々です。こういった場所は虫が湧いたり、カビの発生につながります。また、白米は匂いが付きやすいので香りの強い物の近くで保存しないようにしましょう。
対処方法
密度の高い容器で保存しましょう。米櫃やペットボトル、チャック付きの食糧保存袋がオススメです。
一番良くないのが買ったままの袋での保存です。チャック付きの米袋でしたら問題ありませんが、袋を切ってそのまま縛るのが良くありません。米袋は通気穴がありますのでそこから小さい虫が侵入する恐れがあります。また、袋を食い破って侵入するメイガもいます。
保存場所も気温20度以上湿度60%以上になると虫が繁殖したり、お米も傷みやすくなりますので、気温15℃以下湿度20%以下の場所が良いでしょう。冷蔵庫や野菜室がオススメです。
日の当たらないシンクの下で保管している方がいますが、湿気も熱気もこもりますのでやめましょう。
自分に合わない米はまずい
産地・品種が違うとだいぶお米の食感も変わってきます。新潟はコシヒカリが有名でモッチリ・粘りが特徴ですが、合わない人は合わないと思います。私は関東出身ですのでそこまで粘りや、モッチリ感は求めません。あっさりした食感と粒感を感じる「つきあかり」をたべています。好みは人それぞれですので自分に合ったお米が一番でしょう。
対処方法
様々な品種のお米がありますので食べ比べるのが一番でしょう。
まずいお米に出会ったら
氷を入れてお米を炊く
炊飯時に氷を1~2個入れて炊くと「ふっくら」ごはんが炊けます。氷を入れることで水温が下がりゆっくりとお米に熱を加えられる為お米の旨味と食感が引き出せます。
昆布をいれて炊く
旨味がでます。グルタミン酸が美味しさを演出してくれます。他にも色々入れれば美味しくなります。
ミルキークイーンをブレンドする
知る人ぞ知る手法で、モチモチ食感で人気のミルキークイーンをブレンドします。水分がが少ない古米や粘りが少ないお米に混ぜると「あら不思議」丁度良い具合のお米が召し上がれます。業務用米でもこの方法で複数年産米として使用している所もあります。もちろん、単体でもミルキークイーンは美味しいです。炊き込みご飯にするとおこわの様な炊き上りです。面白いお米ですのでおススメです。
新潟のお米を試してみる
上記にもありますが、自分に合ったお米が一番です。当店のお米で食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。どうぞよろしくお願い致します。