早生品種の検査が始まりました。
※写真はモチ米
今年は去年と比べて雨も降り、程よい暑さでしたが
なんといっても日照時間が少なかったです。
とにかく曇りの日が多かったです。
その影響で稲が次々と倒れています。
日照不足ですと植物は成長ホルモンの働きが制御できず伸びていきます。
そして倒れてしまいます。
このままですと品質低下、発芽等が起きてしまいます。
実際に、日照不足の影響は出ていまして、早生品種では収量が少ないと聞いています。
また、くず米も少ないと聞いています。
※検査の様子です。
当ショップは5名の農産物検査員がいまして、この時期はフル回転で検査を行います。
今日は『こしいぶき』『ゆきみらい』『ゆきんこ舞』『わたぼうし』を検査していました。
こしいぶきは1等でした。
昨年の新潟米は9割ほど2等・3等でしたので
1等が押された米を見るとホッとします。
最近では30kgの米袋ではなく1トン入る「フレコン」も増えてきました。
生産者さんから集荷する際、30kg袋の場合、1個1個トラックに積んでいきます。
ちょーハードです。70袋人力で積んでいきます。
しかしフレコンの場合、リフトでどーんです。
楽です。
しかし、新潟では30kg袋でお店で販売する事も多いので30kg袋のお米はとても貴重です。
世間ではお米の価格高騰が話題になっていますが、様々な物が価格上昇してきたなか、お米は極端な値上げはありませんでした。
ということは生産者の所得は増えておりません。
その中、肥料・農薬・機械等値上げにより、生産者はホントにツライ・きついです。
全国的に賃上げがありますので生産者の所得が少しでもアップしても良いのではないかと考えています。
しかし、現在の米の価格は異常だと感じています。
今後、どうなるか楽しみでもあり不安でもあります。